押し目買い・戻り売りは、相場の流れに逆らわずに利益を積み重ねるための基本戦略です。
特にFX初心者のうちは、無理に天底を取ろうとするよりも、押し目・戻り目を狙う方が遥かに勝率が高く、安定したトレードにつながります。
この記事では、押し目買い・戻り売りの基本から、成功するための具体的な見極め方まで、徹底的に解説していきます!
押し目買い・戻り売りとは?
押し目買い(Buy the Dip)
-
上昇トレンド中に一時的に下落したタイミングで買う手法。
-
トレンドの流れに乗ったエントリーができるため、リスクが比較的小さい。
戻り売り(Sell the Rally)
-
下降トレンド中に一時的に上昇したタイミングで売る手法。
-
トレンド再開の波に乗ることで、大きな利益を狙える。
なぜ押し目買い・戻り売りが有効なのか?
-
トレンドは継続しやすい性質がある(ダウ理論)
-
逆張りよりも順張りのほうが勝率が高い
-
損切りを明確に設定しやすい
-
リスクリワード比が良くなりやすい
つまり、初心者でも合理的にリスクを抑えつつ、チャンスを大きく広げられる戦略なのです。
押し目買い・戻り売りの基本パターン
-
トレンドの存在を確認する
-
まずは「今どちらにトレンドが出ているか」を見極めます。
-
例:移動平均線(20EMA, 50EMA)を活用して、上向き・下向きをチェック。
-
-
一時的な逆行(押し・戻り)を待つ
-
強いトレンド中でも必ず小さな調整があります。
-
その調整を”押し”、”戻り”として狙います。
-
-
サポート・レジスタンスで反応を確認する
-
押し・戻りが、移動平均線、水平ライン、フィボナッチリトレースメントなどで反発しそうかを観察。
-
-
反発を確認してエントリーする
-
反転を示すローソク足(ピンバー、包み足、インサイドバーなど)が出現したらエントリー。
-
成功する押し目・戻り目の見極め方
① 移動平均線(EMA)を基準にする
-
20EMAや50EMAを使うと、押し目・戻り目のタイミングがわかりやすいです。
-
トレンド方向に沿ったEMAタッチ後の反発を狙うイメージ。
② フィボナッチリトレースメントを活用する
-
上昇(下降)波に対して、38.2%、50%、61.8%のラインを引く。
-
このゾーンでのプライスアクションを見て、エントリー判断。
③ 水平ライン・過去のサポートレジスタンスを見る
-
直近高値・安値がサポート・レジスタンスとして機能する場合が多い。
-
価格がそのラインに近づいた時に、反発サインを探る。
④ ローソク足パターンで確信を持つ
-
ピンバー(ヒゲが長い)、包み足(大きな陽線・陰線)などが出たら強力なシグナル。
-
プライスアクションを大切に!
押し目買い・戻り売りでよくある失敗パターン
失敗例 | 対策 |
---|---|
押し・戻りを待たずに飛び乗る | トレンドは継続しても「調整」は必ず入ると心得る |
トレンド転換に気づかない | 上位足(4Hや日足)で大局を確認する |
損切りを設定していない | サポート・レジスタンスを基準に損切り幅を明確に |
実践例:押し目買いエントリーの流れ
-
日足、4時間足で上昇トレンドを確認
-
1時間足で押し目を待つ(20EMA・50EMA付近まで下落)
-
フィボナッチ38.2〜61.8%ゾーン到達を確認
-
サポートライン+ピンバー出現を確認
-
ロングエントリー→直近安値の下に損切り設定
-
トレンド継続に乗って利確
まとめ|焦らず「待つ」ことが成功の鍵
押し目買い・戻り売りは、
-
トレンドを見極める力
-
適切なポイントまで”待つ”力
-
反発サインを見逃さない観察力
この3つが揃うことで成功率が飛躍的に上がります。
焦ってエントリーするのではなく、“絶好のタイミングまで待つ”
これを徹底して、あなたのトレードを安定成長させていきましょう!
コメント