「FXで勝つには、ずっとチャートに張り付いていないといけない…」
そう思っていませんか?
実は、1日1回のトレードだけでも十分に勝てる戦略は存在します。むしろ、”トレード回数を絞る”ことで、以下のようなメリットがあります:
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メンタル負荷が減る
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無駄なエントリーがなくなる
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結果的に勝率が上がる
本記事では、「1日1回だけ」のトレードスタイルを確立するために必要な戦略・準備・実践ポイントを徹底解説していきます。
なぜ“1日1回”が有効なのか?
✅ エントリーを厳選できる
トレード回数を制限すると、「根拠が薄いのに入りたくなる」という衝動的エントリーが減ります。これは中長期的に勝ち続けるための重要な要素です。
✅ メンタルの安定につながる
エントリーと決済のたびに感情が上下するのがトレーダーの宿命です。回数を減らすことで、冷静な判断力を維持しやすくなります。
✅ 時間の有効活用ができる
副業トレーダーや兼業トレーダーにとって、1日中チャートに張り付くことは非現実的です。「時間をかけずに成果を出す」ためにも、短時間集中型のトレードは非常に有効です。
トレード前にすべき“環境認識”
1日1回しかチャンスがないからこそ、事前の分析(環境認識)が極めて重要です。
① 上位足(4時間足、日足)での方向性確認
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今が上昇トレンドか、下降トレンドか、レンジかを明確にする
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水平ライン・チャネルライン・移動平均線などを併用
② 経済指標の確認(ファンダメンタルズ)
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重要指標発表(米雇用統計・FOMCなど)前後は回避が基本
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発表前に仕込む場合は、ボラティリティへの耐性を計算に入れる
エントリーポイントの選定(テクニカル重視)
「1日1回」のトレードで重要なのは、高勝率かつ再現性の高いパターンに限定することです。以下の3つの条件を組み合わせて、エントリーの精度を高めます。
① ローソク足パターン(確定足ベース)
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ピンバー、包み足、はらみ足などの反転シグナルを重視
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上位足のサポレジと組み合わせて精度UP
② 水平ライン or 移動平均線との反応
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サポート/レジスタンスラインにタッチして反発したらチャンス
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20EMA/50EMAなどのトレンド系指標とのコンフルエンス(重複)を狙う
③ フィボナッチリトレースメントの併用
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押し目や戻りの水準(38.2%、50%、61.8%)に注目
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水平線と重なると高確率ゾーン
具体的なトレード手順【再現性重視】
ここでは、**ロンドン時間開始直後(日本時間16時〜18時)**を前提とした戦略例を紹介します。
✅ Step 1:15時〜16時に環境認識を完了
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日足と4時間足でトレンド確認
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当日の重要指標とファンダ状況をチェック
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水平ライン・トレンドラインを引く
✅ Step 2:ロンドン勢の動き出しを待つ
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16時〜18時は急に動き出すことが多い時間帯
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ブレイクアウト or フェイクの見極めがポイント
✅ Step 3:プライスアクションを確認してエントリー
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水平線 or 移動平均線 + ローソク足パターン(包み足やピンバー)を根拠に
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リスクリワードは最低でも1:2以上を想定
✅ Step 4:利確・損切りを自動設定
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エントリーと同時にOCO注文を入れて“放置型”で完結
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利確目標は直近の高値/安値 or ATRベースで設定
勝率を高める補足テクニック
● 通貨ペアは2〜3つに絞る
多くを監視しすぎると「とりあえず入る」が発動しがち。EURUSD、GBPJPYなど自分の得意パターンが出やすいペアを選定。
● エントリーは“確定足ベース”で判断
動いている途中で飛び乗ると、ダマシに遭遇しやすい。足が確定してから判断する習慣を身につけましょう。
● ロットを一定に保ち、感情をコントロール
“今日は勝てそう”という感情でロットを上げると大事故につながります。機械的にエントリー・決済できるよう、資金管理ルールを徹底しましょう。
よくある失敗パターンと対策
失敗例 | 原因 | 対策 |
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狙いすぎて2回以上エントリーしてしまう | 欲張り・不安 | 「1日1回ルール」を物理的に紙に書いて守る |
反転を狙って逆張り→損切り | トレンド判断ミス | 必ず上位足の流れに沿った方向だけ狙う |
感情で損切りを伸ばす | メンタルの弱さ | 損切りは自動注文+絶対に動かさない |
まとめ|“少ないチャンスを確実に取る”が勝ち組の鉄則
「勝てる人はトレード回数が多い」と思われがちですが、実際は真逆です。
本当に勝っているトレーダーは、
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チャンスを“待つ”
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根拠のある場面しか“入らない”
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リスクを限定し、リワードを最大化する
つまり、「1日1回」のエントリーでも十分利益は積み上がるのです。
まずは、自分に合った時間帯・通貨ペア・戦略を見つけて、習慣化→検証→改善のサイクルを回していきましょう。
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